今回は、やはり流行の「シェアハウス」に住む女子とマッチして、赤の他人とひとつ屋根の下で暮らす部屋に潜入し、ちゃっかりセックスまで楽しんだ話をしたい。
第一印象は普通の女の子 |
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例によって例のごとく、Tinderをマメにチェックしつつ、スワイプする作業を続けていた日のこと。新たなマッチの通知があって確認したところ、正直「ごく普通」の女子とマッチしたらしい。
その子を、仮にくみちゃんとしておこう。九州出身の元気な女の子で、歳は二十代半ば。大学を卒業してから東京に来て真面目に働いている、ということは、プロフィールからすぐにわかった。
とりあえず仲良くなっておくか、と思い、メッセージを開始。軽く挨拶すると、すぐに返事が来て、お互いの仕事のことなどをあれこれ。すぐにLINEに移行したのはいつも通り。
そうなると、今度は会う段取りに入ることとなる。平日の日中は仕事がまぁまぁ忙しく、休みは土日。趣味に費やしたり、部屋でのんびりしたり。ここまで、一日に何十通もLINEのメッセージをやり取りしていたが、そこまでの特徴と言うか、ほかの女の子との差も感じず、やっぱり「普通の女の子」という印象のままだった。
しっかり者? 今どきの節約女子との飲みへ |
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くみちゃんと実際に会ったのは、マッチしてから数週間経っただろうか、金曜の夜だった。この日は比較的早めに仕事を終えられる、というのを確認して、飲みに行くことに。
偶然にも、くみちゃんが住んでいる最寄り駅は、ぼくが何年か前まで住んでいたところ。わりと長く住んでいたこともあって、土地勘はある。地元ネタでもちょっと盛り上がり、ひとまずその駅前で待ち合わせすることになった。くみちゃんはひとり暮らし。その家の近所で自然に待ち合わせできるというのは、幸先のいい話だ。
いよいよ当日。少し早く着いて駅前をぶらぶらしていると、住んでいた頃から変わらない、懐かしい雰囲気の商店街などもあって、女の子と会う前からちょっとテンションが上がる。安くておいしい居酒屋とか、住んでないと掴めない情報も思い出されて、楽しくなってきた。
と、くみちゃんから、到着の連絡が。早速、駅前に舞い戻り、合流すると、うーん、やっぱり普通! 背が高いわけでもなく、スタイルがいいわけでもなく、顔もナチュラルな感じで、よく言えば「見ていて疲れない」。ほっとする反面、グッとくるところもないんだよなぁ、と思いながら、ひとまず近くの居酒屋に入ったのだった。
さて、無事に着席して、まずはビール。適当につまみを注文して、お喋り。LINEで散々話してきたこともあり、お互いの素性はある程度わかっているので、今さら驚くような話も出て来ないが、会って話してみると、オンラインとはまたちょっと違う印象を抱く部分もある。
くみちゃんの、実際に会ってみてびっくりしたところと言えば、経済的にしっかりしているところだろうか。男に金を使わせることに躊躇いのない女の多い世の中で、「お互いに一銭でも削れたら、それが一番だよね」みたいなことを言ってくる。今回入った居酒屋も高級店などではなく、むしろ庶民的な方なのだが、「楽しく飲めればいい」というスタンスのくみちゃんは、それでも十分満足してくれているようだった。
ビールからハイボールや日本酒に移り、お互いいい感じに出来上がってきたのは、入店から2時間弱が経過した頃。場の雰囲気も盛り上がり、次のステージに移るには、ちょうどいいと判断した。
次回は、居酒屋を出てから、くみちゃんの部屋訪問を打診したくだりを振り返っていきたい。