シェアハウス住まいのTinder女子と声を押し殺してイチャイチャした話(その2)

 前回は、くみちゃんとの出会いから、居酒屋で楽しく飲んだところまでの話だった。今回は、その続きで、お店を出てからのこと。


 早速、自宅訪問を交渉! その結果は?

 居酒屋を出ると、駅とは違う方向に向かうくみちゃん。あれっ、と思ったら、なんと駅に近い駐輪場に入っていった。どうやら酔っぱらい運転で帰宅するつもりらしい。
 無論、そのまま返してしまうわけもなく、普通のママチャリを押して駐輪場から出てきたくみちゃんに、自宅訪問を交渉


 この駅は住宅街の中にあり、近くに連れ込めそうなホテルはない。電車に乗って数駅行ったところが最寄りだろうか。もちろん、自転車で気軽に向かう距離でもない。くみちゃんの部屋に転がり込めるかどうか、全てはそこにかかっているのだ。

【ぼく】「もうちょっと一緒に飲みたいからさ、部屋行ってもいい?」

【くみちゃん】「えっ、私の部屋に来るの?」

【ぼく】「うん。どんなところに住んでるのか、興味あるしさ。コンビニでお酒買って帰ろうよ。」

【くみちゃん】「えー、まだ初対面だし、早いよ。」

 まぁ、ここまでは想定の範囲内。最初から「いいよ!」と言ってくる女の子は、まずいない。


【ぼく】「いいじゃん、せっかく会えたんだしさ。まだ時間も早いから。この辺、あんまりお店もないしね。」

【くみちゃん】「んー、じゃあ、とりあえず家の前まで一緒に行こうよ。それで考えよ。」

【ぼく】「(おっ、交渉成立か!) 何言ってるの。そんなに人を入れにくい家なの? 散らかってるからとか、全然平気だよ!」

 冗談っぽく返して、「家の前まで来たら、もう上げるしかない」と覚悟を決めてもらう方向に誘導だ。


【くみちゃん】「私さ、シェアハウスに住んでるんだ。だから知らない人もいるよ?」

 なるほど、そういうことか。シェアハウスに外から男を連れ込むというのは、そんな気軽にできるものではない。だが、絶対禁止になっている風ではないし、それはそれでおもしろいではないか。
 これはなんとしても部屋に入れてもらわなければならない、と心に決めて、自転車を押すくみちゃんと一緒に、住宅街の奥へと向かったのだった。



 ドキドキのシェアハウス初訪問。一体どんなところ?

 実はぼく、これまで一度もシェアハウスというものに足を踏み入れたことがない。住んだ経験がないのはもちろん、知り合いが住んでいてお邪魔したことすらない。
 こんなタイミングで、シェアハウスを初訪問することになるとは、思ってもみなかった。

 20分くらい歩いただろうか。その間も、くみちゃんとお喋りして、とうとう着いたのは、わりと普通の民家。けっこう古い感じの和風の家だ。シェアハウスと言うよりも、下宿と言った方がしっくり来るような。


 さて、駅前での約束は「とりあえず家の前まで」だった。ここから更にもうひと粘り。部屋に上げてもらうまでが今日の目標だ。

【ぼく】「ちょっと上げてよ。」

【くみちゃん】「ほんとに? 何もないよ? って言うより、たぶん汚いよ?」

【ぼく】「そういうの平気だよ?」

【くみちゃん】「うーん。じゃあ、ちょっとだけね。でも、何もないから、コンビニ行こうか。」

 ここまで来たら、もうそんなに手間をかけなくても交渉は簡単。「ここまで来てくれたんだし」と思ってもらえればいいのだ。


 近所のコンビニに一緒に行ってお酒を買い、くみちゃんの家に戻ったら、大きな下駄箱の隅に靴を押し込み、シェアハウス初潜入の始まりだ。


 くみちゃんの部屋がどんな感じだったのか、長くなったので次回に譲る。

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