実録! ベトナムでマッチングアプリを使ってみた

Tinder
 今回、わけあってベトナムはホーチミンを訪れた
 夜遊びが目的ではなかったため、サロンのアドバイザーとしては忸怩たる思いもありつつ、マッチングアプリでただ現地の女の子と会話するのみ。実際には会うことなく終了したのだが、どんな女の子とマッチしたのか、そこでどういう会話をしたのかなど、参考になればと思い、書いてみる。



 今回使ったアプリ

 夜遊びサロン内の一部ベトナム通から、同国では、独自のアプリが流行しているらしいとも聞く。しかし、ベトナム語が全くできない身としては、ローカルアプリは非常にハードルが高い
 英語で使えるアプリということで、いつも通りのTinderと、今年になって使い始めた中華アプリTantanのお世話になることとした。

 マッチングアプリに限らず、InstagramやTwitterをうまく活用すれば、あるいはもっと違った出会いもあったのかもしれないが、プロフィール写真ではなく日々の投稿をきっかけにすると、テキストが大事になり、必然的にベトナム語の重要性が高まってくるだろう。今回は敢えて、TinderとTantanで、英語で勝負できる相手に絞って、会話を進めていった。

 もし、これを読んでいるあなたが、挨拶程度でもベトナム語ができるのだとしたら、全く異なる展開になっていたはずだ。そこはご承知おきいただきたい。



 検索範囲の設定について

 いずれのアプリも、ぼくがこの瞬間にいる現在地を基準にして、周囲のユーザーを検索する。普段訪れない土地で起動するということは、表示されるであろう女性は星の数ほどいるわけで、検索範囲を絞り、ぼくの好みの女性とマッチする可能性を高めるように努めた。
 具体的には、半径5㎞以内にいる、24歳までの女性に設定。ベトナムという国は、都心部(経済都市ホーチミンと首都ハノイくらいしか、大都市はない気もするが)を一歩離れると、いきなり田舎になってしまう。そこに英語を上手に操る人がたくさんいるとも思えない。本当に都会の真ん中にいる、学歴が高そうな相手に絞り、かつ、大学生が中心となるよう、検索対象年齢も若めにしてみた。

 もっとも、ベトナムは平均年齢が若い国だし、マッチングアプリを気軽に使うようなスマホ世代を考えれば、三十代や四十代は、検索対象に入れていたところで、あまり出てこなかったかもしれない。



 どんな女の子とマッチした?

 結果として、TinderとTantanいずれも、マッチする女の子の傾向は変わらなかった
 1枚目の写真だけ見て、どんどんスワイプしていったので、プロフィールがベトナム語のみの人とも稀にマッチしたが、会話は全て英語で大丈夫だったので、安心されたい。


 3日ほど滞在した中で、Tinderでマッチしたのは10人、Tantanは30人ほど。
 そもそもスワイプする人数は変わらないのに、思った以上に差が出たな、と一瞬感じたが、Tantanの場合、こちらから最初のメッセージを送ったのに対し、無反応の女の子が半分くらいいた。会話が成立した人数としては、ほぼ同じと言っていいだろう。


 年齢を低めにしたことにより、学生と無職が多く、時間を持て余しているのか、会話のテンポが日本人や中国人に比べて速かった。特に、こちらが日本人だということがわかると(Tantanはともかく、Tinderのプロフィールにはきちんと「東京在住の日本人」と書いているのだが、みんなちゃんと見ていないのだろうか)、日本のイメージや、以前に旅行したときの思い出を話し始めてくれて、メッセージのネタに困ることはなかった。
 数名、日本に行ってみたいが、ビザの取得と物価の高さがハードルになって迷っているという女の子がいて、途中から悩み相談みたいになってしまった。日本はそこまで物価高くない(ベトナムと比べれば高いけど、ヨーロッパなんかより食費は安く済む)し、ベトナム人たくさん来てるから、ビザもそんなに大変じゃないと思うよ、とアドバイス。この中から、いつか東京に遊びに来て、デートできる相手が生まれたら、とても嬉しい。

 ぼくの都合で、実際に会うという提案は誰にもしなかった。ただ、会話の食いつきはよかったし、わりと近距離にいて時間もあるし、誘えばかなりの確率で乗ってきたんじゃないかな、という印象はある。
 警戒心が強かったり、興味本位でやってるだけで全然会話が進まない日本のTinder女子より、ハードルは低いと思っていいだろう。



 やはり業者には注意!

 さて、これはどこの国にいても同じことだが、TinderもTantanも、業者は一定数いる。日本国内と見分け方は同じで、マッチしてからLINE交換までがとにかく早い。これは怪しいと思っていい。
 マッチして、最初の挨拶のメッセージの返信で、既にLINEのIDを教えてくる人。「どういう目的でアプリ使ってるの?」という問いかけに返事をせず、「LINEで話そう」と言ってくる人。こんな女性には要注意である。

 この手の女性は、TinderよりもTantanに多かった。主にはベトナム人。ただし、タイかどこかのレディーボーイや中華系と思われる人も混じっていて、出稼ぎ組もマッチングアプリで客を探しているのかもしれない。
 日本の出会い系とは異なり、業者と言っても、おっさんたちが組織的に客を探し当てて、女の子を適当に送り込むデリヘルタイプではなく、個人商店のコールガールが、広告代わりにアプリを使っているような感じ。プロフィールに、本人(たぶん)のエロい写真がたくさん載っていて、ここでも怪しい人は選別可能。

 敢えて業者に引っかかって、何人かLINEに移行してみた。
 相場は一晩で100ドル程度。ショートだともっと安く、50~60ドル程度を提示される(安いのかどうかは知らない)。サービス内容はマッサージとフェラチオとシックスナインとセックス、と丁寧に説明してくれる人が多く、親切
 更に、「ゴム好きじゃないんだよね」と言うと、「ごめんなさい、コンドーム使わない人とはできません」とか、「邪魔してすみません」とか、お断りもいちいち丁寧普通、客にならないと判断した時点で、返信は止まるものだと思うけど。

 ベトナム人はコールガールまで優しいのか、不思議な経験だった。



 結局、マッチングアプリは使えるの?

 そんなこんなで、両アプリ合わせて40名ほどとマッチし、そのうち10名ほどとは、帰国後も会話が継続している。全て、業者ではなく素人と思われる女の子たちだ。
 ここまで反応がいいことを考慮すると、ベトナムでTinderとTantanを使うことは、現地の女の子と仲良くなるのに有効であると言って差し支えないだろう。

 ベトナム人の貞操観念がわからないので、うまいことセックスまで持ち込めるのかまでは、何とも言えない。
 当地のホテルは、外国人とベトナム人のカップルが同室に宿泊する場合、婚姻証明書を提出しなければいけないとか、うるさい決まりがあるというようにも聞く。泊まる場所を選ばなければ、最後の最後で連れ込み失敗ということになるかもしれない(余談だが、今回泊まった某5つ星ホテルの名前をコールガールに伝えると、「今から行く」と言われた。カップルではなくひとりなら、案外入れてしまうものなのか)。

 ベトナムで、マッチングアプリでの出会いに成功した方がいたら、ぜひTwitterのDMでお知らせいただきたい。ぼくも次回は、なんとか時間を作って、ベトナム夜遊びに挑戦してみようと思う。

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